自己破産した後はどんな生活になる?
人生を大きく狂わせてしまう自己破産。
事情は人それぞれですが、免責を受けてからその後の生活において「できること」「できないこと」は共通することが多い印象です。
生活の上では「できないこと」の方が実害としてあるでしょう。
自己破産を経験した者の中でも、「浪費」を原因として自己破産の道を辿った僕が、実際に体験したことをもとに記していきます。
自己破産に関しての解説を、こちらの記事に詳しく書いています。

自己破産後の苦い思い出
お金に関してかなり厳しい現実が襲いかかります。
自己破産するまでは普通にできていたことが、できなくなってしまいます。
それに加え、精神的な疲れを感じる日も多くありました。
クレジットカードを持てない
これまで通販などを多く利用していたことから、クレカ決済ができないことがとても辛かったことを覚えています。
コンビニ払いや代金引換でしかネットショッピングができないのは、手数料がもったいなく感じてしまったり手間がかかったりと想像以上に不便でした。
その後、クレジットカードの審査に通った時について記事にしています。

審査通過した当時は、まだ信用情報に異動情報が登録されている状態でした。
状況や時期など、審査に通るかどうかはひとそれぞれですので参考としてお考え下さい。
ローン契約ができない
地方在住ということもあり、自動車が必須な環境でした。
通勤や日常の買い出しにもなければ不便で、公共交通機関の整備も十分ではなく、その上一括払いするほど金銭もなく大変苦労しました。
何度か自動車ローン審査をしましたが、やはり難しいものであることがわかります。
信用情報に異動情報が登録されている状態で、独自審査の金融機関にて自動車ローンの審査を通過したことがあります。
以下の記事では、審査落ちから審査通過までの道のりを、経験に基づいて紹介しています。

他人の目が怖い
これまで乗っていた車を回収され、新しく車を買うこともできない。
何も言わずとも職場の人や友人などからすれば違和感を抱いたことでしょう。
以下の記事では主に、乗っていた車を回収されたときの状況・心境をまとめております。

実際のところどうかはわかりませんが、そういう目を向けられているよう錯覚してしまい、息苦しく感じることも多くありました。
借金や自己破産について、誰にも相談できず、「恥かしいこと」と隠し続けることは、とても強い孤独感を抱きます。
「自分を強く持つ」ことがここまで大変だとは思いませんでした。
将来が不安になる
周囲の人たちは順調に預金を増やしている姿を見たり、住宅を購入したり、車を乗り換えたりする中で、自分は遅れをとっているような感情を抱きました。
他人が平然とやっていることが自分にはできていないという、劣等感にも近い感情だったと思います。
自己破産により、僕の生活に生じた変化
自己破産したからこそできるようになることもあります。
- 生活に余裕ができる
- 余剰金が残るようになる
- 将来の資金を用意できるようになる
破産リーマンの生活、どれだけ変化した?
自己破産当時に抱えていた借金総額は約630万円でした。
返済額は月により変動しますが、だいたい9〜10万円ほどです。収入から生活費を差し引いたお金は、ほぼ全て返済に回すような生活になっていました。
収支の内訳は以下です。
| 項目 | 金額 |
| 収入 | 約20万円 |
| 生活費 | 約10.7万円 |
| 返済額 | 約9.3万円 |
※金額は当時を振り返った概算です。月によって収入や生活費は変動しており、食費などをさらに削って返済に回すこともありました。
そんな中で耐え続けるために、かなり無茶な生活をしていました。
中でも食費を削り不摂生を続けていたことが、強く記憶に残っています。
自己破産を機に返済から解放され、それまでの厳しい生活から一変。

食料品や日用品なども余裕もって買うことができるようになりました。
余剰金が残るようになる
僕の場合は返済がなくなったことで、生活費を除いても、友人との交際費や預貯金にできるくらいに手元にお金がある状態になりました。
この余剰金をどのように使用するかが、この先の生活に大きな影響をもたらすものだと考えています。
危険な勘違い
余剰金=贅沢できるお金
ではありません。急に生活が楽になることから気持ちの面で浮かれてまた浪費をしてしまうこともあります。

あまり大きな声では言えませんが・・・「経験者は語る」というやつです(笑)
将来の資金を用意できるようになる
余剰金を預貯金とするのは大切です。
自己破産をしたそのあとも、人生は進み続けます。
今となって振り返ってみると、自己破産した後の生活の中では、当時の僕が想像できていなかった出費が多くありました。
それについては、こちらの記事にまとめてあります。

もしも当時、投資や定期預金などの知識があったなら・・・
当時の僕はNISAなどの制度を知らずに過ごしていました。
耳にしたことがあった株や投資信託といったものは、どこか自分とは遠い世界の富裕層が、より高みを目指してやっているものだと。
そういう認識でしたが、今となってはなんでやっていなかったんだと後悔する日も少なくありません。
(あくまで結果論ですが、あの時、あの日に、NISAを始めていたら・・・トホホ)
自己破産を経験し、当時よりお金の知識を身につけた今となっては、長期的な資産形成についてもっと早く知っておきたかったと思います。
正しいお金の知識を身につける
健康的な生活、友人・家族との時間、何事も少なからずお金のかかるものです。
人生を取り戻すためにも正しくお金を使うことを意識した方が長い時間を幸せに過ごすことが出来るのではないでしょうか。
そのためには一生涯におけるお金の知識を身につけ、それを礎(いしずえ)に稼ぎ方、貯め方、使い方をバランスよく育てる必要があると考えています。
まとめ
自己破産することで生活は一変します。
ですが、辛いことばかりでも嬉しいことばかりでもありません。
どう感じるかは個人差の大きいところですが、僕が今になって思うことは、
「あのとき自己破産を決意したおかげで、今の人生がある」
ということです。
疑問や不安について、ネット上には多くの情報が溢れています。
その溢れる情報から導かれたより良い解決策に加え、ちっぽけな僕の失敗談からヒントを見出していけると幸いです。
